新型コロナ関連の資金繰り支援 商工中金による危機対応融資
2020/05/27
新型コロナウイルス感染症による影響を受け業況が悪化した事業者に対する資金繰り支援策として、商工組合中央金庫(商工中金)による危機対応融資に注目したい。
これは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて一時的な業況悪化を来たし、次のいずれかに該当する場合、事業主の資金繰りを支援するもの。
①最近1カ月の売上高が前年又は前々年の同期と比較して5%以上減少した人
②業歴3カ月以上1年1カ月未満の場合、店舗増加や合併、業種の転換など、売上増加に直結する設備や雇用等の拡大している企業(ベンチャー・スタートアップ企業を含む)など、前年(前々年)同期と単純に比較できない場合などは、最近1カ月の売上高が、次のいずれかと比較して5%以上減少している人
(1)過去3カ月(最近1カ月を含む)の平均売上高
(2)令和元年 12 月の売上高
(3)令和元年 10 月~ 12 月の売上高平均額
融資限度額は3億円、資金用途は運転資金、設備資金。無担保で貸付期間は設備20年以内、運転15年以内、うち据置期間は5年以内。
融資後の3年間まで0.9 %の金利引き下げを実施(1.11%→0.21 %(利下げ限度額 1 億円))、4年目以降基準金利。
※令和2年5月1日時点、 貸付期間5年、 信用力や担保の有無にかかわらず利率は一律。
※受付を開始した2020年3月19日以降、制度の適用が開始した4月15日までに、危機対応融資の要件を満たしてつなぎ融資を受けた人は、4月15日以降に危機対応融資への借換えを行うことが可能となっている。
【問合せ】
商工組合中央金庫相談窓口 電話: 0120-542-711(平日・土日祝日9時~17時)。